ボールバルブにはフローティングボールバルブとして知られる固定シャフトがありません。フローティングボールバルブにはバルブ本体に2つのシートシールがあり、それらの間にボールを挟み込みます。ボールには貫通穴があり、貫通穴の直径はパイプの内径に等しく、フル直径ボールバルブと呼ばれます。貫通穴の直径はパイプの内径よりわずかに小さく、縮径ボールバルブと呼ばれます。
鋼製完全溶接ボールバルブは非常に一般的なバルブで、その主な特徴は、ボールとバルブ本体が溶接されて一体化されているため、使用中に漏れが発生しにくいことです。主にバルブ本体、ボール、ステム、シート、ガスケットなどで構成されています。ステムはボールを介してバルブハンドルに接続されており、ハンドルを回転させることによりボールが回転し、バルブが開閉します。生産材質は使用環境、媒体等に応じて異なりますが、主に炭素鋼、ステンレス鋼、合金鋼、鋳鋼などです。